ギア相場/調べ方

調べ方

数字をどう出しているか

どこから取っているか

ヤフオクの落札実績を aucfree から取得している。 メーカーの希望小売価格でも、買取業者が掲げる査定額でもなく、 実際に代金が支払われて取引が成立した価格だけを集めている。

買取業者が公開している買取実績も参照できるが、これは業者の利益が引かれたあとの金額で、 個人間売買より構造的に低く出る。両者を混ぜると、業者ソースのモデルだけが不当に低く見える。 本サイトは個人間売買(ヤフオク)に統一している。

型番で固定する

同じ製品名でも、世代が変われば素材も価格も別物になる。 たとえばモンベルのストームクルーザーは、2015年発売の #1128531 がゴアテックス、 現行の #1128733 はスーパードライテックで、そもそも違う製品である。

世代を混ぜた数字は、どの製品も表さない。 実際、ストームクルーザーを全世代まとめると中古相場の中央値は31%になるが、 型番で分けると旧世代24%・現行51%と倍以上の開きがある。 前者は平均をとっただけの、誰の役にも立たない数字だ。

そのため型番を1つに固定して集計している。 公開型番のないブランド(NANGAなど)は世代を分離できないため、リセール率を出さず相場のみ掲載している。

中央値を使う

平均は少数の高額落札に引っ張られる。 新品同様の個体が1つ混ざるだけで、全体の印象が変わってしまう。 中央値(真ん中の価格)のほうが、実際に売ったときの手応えに近い。

新品・未使用・タグ付きの出品は除外している。中古相場を知りたい人にとって、 新品の落札価格は雑音でしかない。

各ページに載せている「落札価格の散らばり」は、最安から最高までの幅と、 中央の半数が収まる区間(四分位)を示したもの。 同じモデルでも状態やサイズで価格は大きく動くので、1つの数字だけを信じないでほしいという意図がある。

定価は税抜で統一する

リセール率は「中古相場 ÷ 定価」で出している。この分母を税抜に揃えている。

消費税率は5%→8%→10%と変わってきた。 2007年発売の製品の税込価格と、2020年発売の製品の税込価格を並べて割ると、 税率の違いのぶんだけ率がずれる。時代をまたいで比較するサイトでは、これは無視できない。

定価はメーカー公式ページの過去の記録から取得している。廃番モデルでも当時の価格が確認できる。 なお同じ型番でも値上げされていることがある(ストームクルーザー #1128531 は18,400円→19,500円)。 その場合は最後に確認できた価格を採用し、各ページの注記に履歴を書いている。

この数字でわからないこと

状態の良し悪しは織り込めていない。 落札価格には、傷み具合、サイズ、色、付属品の有無がすべて混ざっている。 価格の散らばりが大きいモデルほど、この影響が強いと考えてほしい。

手放す手間は計算に入っていない。 ここに載っているのは個人間売買の価格で、出品・梱包・発送の労力が前提にある。 買取業者に送るだけなら、金額はこれより低くなるのが普通である。

相場は動く。各ページに調査時点を明記している。 日付が古ければ、それだけ実勢とずれている可能性がある。

各モデルの具体的な数字と、その根拠は一覧から。